カニ味噌の花が咲く!! 【食】 2010.1.29

 こんな体験は初めてだった。カニ味噌の花が咲くのだ。

Chihiro058 連れ合いの誕生祝いも兼ねて、とある温泉民宿へ。とても人気のある宿で、カニのシーズン、予約はまず取れない。2年ほど前に知ってから、予約状況などを確かめ半年前に予約。ついに噂のその宿へ行ってきた。

 は本当だった。感動は噂以上だった。

 宿についてまず温泉へ。3つの湯はすべて貸し切り。あいていればいつでも入ることができる。内風呂と外風呂があり、外風呂からは日本海が見える。冬には難しいかもしれないが、晴れた日には日本海に沈む夕日を見ながらゆったりと湯に浸かることができるのだ。これまたなんと贅沢なことなのだろう。

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 そしていよいよ食事。

 まず出てきたのが、カニ足の刺身。透明感があり、口に含むと甘さがふわっと広がる。まったりとした感じがまたたまらない。

 さっと湯通ししてあって、これも花が咲いたようになっている。新鮮でなければ味わえない一品。

Chihiro009  続いて出されたのが、カニの甲羅焼き

 カニの甲羅の中にカニ味噌がしかれ、その上にカニの身が。

 火に炙られ、香ばしい香りが漂う。

 食べるときにはこれをよくかき混ぜて食べる。

Chihiro010

 甘い。香ばしい。うまい。

 口の中に幸せ感が広がって行く。

 自然のうまみが凝縮され、炙ることでさらに甘みが増していくのだ。これはもう、表現のしようがない。何も足さないそのまんまが、これほどのおいしさだとは・・・。

Chihiro011  そしていよいよしゃぶしゃぶ。

 とれたばかりの越前ガニの味噌を、生のまま熱湯の中で泳がせる。湯の中に入れた瞬間、カニ味噌がさっと花を咲かせたようになるのだ。

 これまで食べたカニ味噌は、丸ごと茹でたものをあけて取り出すものだけれど、これは採れたてのカニの味噌を新鮮なまま湯にくぐらせるために一つ一つがふわっと広がっていく感じになる。この宿オリジナルだそうだ。

Chihiro012  ほどよい状態になった頃合いを見て、薬味を入れたポン酢の中に。まずはそのまま味わってみて下さいというので、箸ですくって口の中へ。

 ほどけていく。

 そういう表現がぴったりかな。

 生っぽさがほんのり残っていて、それがポン酢のうまさと混ざり合って極上の世界を創り上げている。こんなカニ味噌、今まで食べたことがない。これまでに味わったことのない味覚、食感。甘くて、そしてこくがあり、すっととけていく。

Chihiro028  「少し残しておいて下さいね。」

 今度はそれをタレとして、カニ足のしゃぶしゃぶをいただくのである。なんという贅沢な味わい方。

 刺身でも食べられるというカニ足の身を、さっと湯通しして、先ほどのポン酢の中に。味噌が身に絡んでそれを口の中へ運ぶ。

 これは上手に表現できません。からだ全体が喜びました。

 あまいやわらかいふうわりまったり。

 なんだか、今でも口の中に余韻が残っているような感じも。

 この後カニ鍋 茹でガニ(越前ガニ丸ごと1匹) カニ雑炊 カニ釜飯

 どれもこれもまた味わい深くて満足だった。

 朝はカニの味噌汁。鯵のひらきも焼き加減抜群で美味しかったなぁ。

 寒い北陸の冬も、温泉とかにでほかほか。またいつか、この宿でゆっくり時間を過ごせるといいな。

 部屋は5部屋。すでに来シーズン(今年の11月以降のカニ料理)の土日は予約で満席とのこと。今シーズンじゃないよ、来シーズンだよ !?

 一度泊まったお客様限り、翌シーズンの予約を受け付けてくれるというシステムらしい。女将さんもとっても気さくで素敵な人。ご主人は、いかにも漁師!って感じ。リピーターが多いのもうなずける。

 また一つ、何度も通いたい宿が見つかった、そんな感じがする。教えたいけど教えない。だって、予約が取れなくなっちゃうもんね・・・なんて。

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