斉藤とも子

2014/09/18

祭りの後 李政美&佐久間順平ジョイントLIVE~斉藤とも子朗読会

祭りの後は、いつもこんな感じだな。
ちょっと気持ちが抜けた、というか、余韻に浸るというか、運動会の慌ただしさがあるので、虚脱感に浸るわけにはいかないのが、逆に助かるかも。

9月12日~9月15日の4日間。何とも言えない濃密な、楽しく、笑いにあふれた時間を過ごすことができた。
何年も積み重ねてきたことで身についてきたノウハウや、仲間のサポート。
余裕を持って、心から楽しむことができた。

8月のツアーから1ヶ月もない中で、ちょんみさんをまた石川へ招く。

典座の信子さんから相談を受けた時も、迷わず、ぜひやりましょうと相乗り。
その日は順平さんもあいているから、とちょんみさんからの言葉を受けて、違うスタイルでやることを考えた。
それがジョイントLIVE。

ちょんみさんと出会って間もない頃、愛知県犬山市の喫茶店「ふう」で、そのジョイントLIVEは体験していた。サポートとしての順平さんとは違う、シンガーソングライター佐久間順平。その時の印象を思い出しながら、ちょんみさんや順平さんに話を持ちかけると、すぐにOK。その線で進めることにした。

その前に、うちの地区の秋祭りに、斉藤とも子さんを呼べないか、と考えて、1月の役員会でお願いしておいた。2度目の壮年団団長を引き受けるのだから、それくらいのわがままは通るだろうと。とも子ちゃんのマネージャーさんを通してスケジュール調整をお願いし、14日に来てもらうことが決まった。

そして9月。
新学期が始まり、運動会練習もスタート。
また、10月の研究発表を控え、まさに分刻みのようなスケジュールの中、合間を縫ってコンサートのお知らせ作成。

6日 朝 笹取り
500枚近くの笹を、山へ行って採ってくる。
その笹を一枚一枚、丁寧に水洗いするのは母親の作業。
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この仕事は、まだ当分、自分たちには任せてもらえないようだ。
「いい笹が採れたね」と、お褒めの言葉はいただいた。

辰口の天力さんへ出向き、バーベキューと焼きそばのための肉を注文してくる。
そういう地域の催しのために、うちを使ってくれるなんてうれしいよ、と、サービスを約束してくれる。なんか、本当にうれしくなるね。

さよこねーさんに連絡をしてもらった、焼きそばの麺を届けてもらう段取りのために、根上の広見製麺所に連絡。本来なら取りに来てもらいたいんだけど、というのを無理をしてお願いし、届けてもらうことに。
広見製麺所の麺は、いつも称名寺で焼きそばを焼く時に使っているもの。しっとりして、とても美味しい。いつもは3食入って粉もついている焼きそばを使っているが、今年は、yamaが壮年団長をやらせてもらっているので、いつもの称名寺焼きそばのスタイルで作ることにした。

川北地ビールの入口君へも連絡して、当日、届けてもらう段取りをつける。
いつもいつもお世話になっていて、逆にサービスもしてくれてうれしい。

夜9時頃から、餃子を作る。
宴会には欠かしたくない、うちの定番。

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皮を作っていても、包んでいても、思いはみんなの笑顔。
もちろん、自分の楽しみでもある。
食べるものを作るって、本当に楽しい作業。

9月10日(水)
家に帰ると家人が「大変なことになってん」という。何かと尋ねると、「新米が手に入らない」ということらしい。天候不順の影響か、13日の寿司作りのために委託農家へ連絡したら、まだ早くて無理との返事だったらしい。笹も具も準備してあるのに、なんともはや。

すぐに林農産へ連絡。
社長のこーよー君は高校の同級生で仲良し。

「4種類、渡せるけど、どれがいい」というので、一番美味しいのというと「コシヒカリの有機栽培のやつ」という。せっかくだから、それを頼んでおいた。

9月11日(木)
学校が終わりの頃、連れ合いから「急に都合が悪くなって、お米を取りに行けない」と連絡を受ける。
10月の発表へ向けて打ち合わせをしている最中だったけれど、一段落ついたところで野々市まで車を走らせ、お米を受け取ってきた。

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普通じゃないコシヒカリ。さぞうまかろ。

そしてツアー当日を迎える。

9月12日(金)
1限 全校練習
2~4限 稲刈り
5・6限 運動会練習
業後、大学の先生を迎えての学習会。
身体をめいっぱい使った後、頭を使ってへとへとになりながら家に戻り、LIVE名簿の印刷をしてセミナーハウスへ。到着したのは5時半を過ぎていた。ぎりぎり。

その間に連れ合いは、セミナーハウスへ泊まる人の布団を家から運び入れ、家に泊まる人のための掃除や布団の準備をし、バタバタと時間は過ぎていく。
(しかも、連れ合いはなんとまぁ、学級懇談会でLIVEを見ることができなかった・・・。最後に数曲間に合ったが)

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LIVEは本当にすばらしかった。
予定の人数を遙かに超えて、ぎっしり満員。そんな中で、ゆったりとした極上のステージを繰り広げてくれた。
打ち上げも、また、すばらしかった。
LIVEのために、細切れの時間を紡いで用意してくれた、さよこねーさんの、心のこもった手料理。堪能しました。日本酒もワインも焼酎もビールもあって、そしてあの料理。飲んで食べて2000円なんて、考えられないよね。この日解禁になった菊姫のひやおろしもねーさんからの差し入れとして。
そういう心配りで成り立っている、感謝感謝の時間なのです。お店へ行ったとしたら、いったいどのくらいの値段になるんだろうね。LIVEと打ち上げ、どちらも大切な仲間との時間。
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さよこさんにしたって、LIVEの参加者。参加費を払って、そして食材の値段だけでこんな準備をしてくれます。受付やCD販売を手伝ってくれているスタッフも、チケット代を払ってくれた上で、いつもいつもいつも助けてくれています。
一番大変な、チケットを売るという作業も、すすんで声をかけて広げて下さって。本当に言葉も思い浮かばないほど、感謝をしています。

そんな仲間だと言うことを分かっているから、ちょんみさんや順平さんをはじめ、fun fanのLIVEを彩ってくれるミュージシャンの人たちは、仲間のことをとても大事にしてくれています。

9月13日(土)
朝のうちに、諸経費と謝礼を計算し、写真と音源を整理し、使うかも知れない音響を車に積み込む。

8時過ぎから、笹寿司を作る。1升5合のお米を使って、家族みんなでの作業。
これは、欠かせない年中行事。
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連れ合いが、米を炊いて酢飯を作る
母親は、笹をふいて均一の大きさにする
父親は、笹を並べる
連れ合いが、魚をのせる
yamaは、おにぎりを作る
父親が、上にトッピングをのせる
連れ合いが、笹を丸めて手渡す
母親が、もう一枚、笹をかぶせて押し寿司の型の中へ

みんなで作るから、楽しい。
みんながいないとできないから、楽しい。

大切な、家族の作業。家族だけの味わい。

それが終わると、連れ合いは、お泊まりした人たちの朝食の準備。
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数日前から、前の店へ食材をお願いしておく。
そういうことも、泊まってもらう時には前もって準備をしておくのです。

11時出発と言っていたのに、セミナーハウス組はなかなか時間がかかる。11時半に着いても、まだ、出発できるような雰囲気になっていなかった。なんと、食べたものの後片付けは、順平さんがやってました。

12時近くに出発。
金沢駅でleafさんを拾って珠洲へ。

5時過ぎに典座へ到着。
リハの時間は短かったけれど、前日にたっぷりやったから、大丈夫ってことで。
ちょんみさんたちも、このジョイントスタイルを楽しんでやって下さったようです。

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虫の声と風のささやきと、そして、心に染みいる歌声。
ここでのLIVEは、ここだけのもの。
毎回違う感動。

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打ち上げは、信子さんのオンステージ!!
「今日の私は本気です」と、訳の分からないことをいいながら、心からのおもてなしの数々。
ビール、日本酒、ワイン・・・。もう飲めません、食べられません、と言わせたいがごとく、次から次へと。
堪能しました。感動しました。
本当に楽しかった。

9月14日(日)
朝の散歩が気持ちよかった。
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何をしても、順平さん、絵になりますわ。

9時半頃、能登空港へちょんみさんと順平さんを送り届け、輪島の朝市でえがらまんじゅうを購入し、金沢駅でとも子ちゃんと合流。
途中、広見製麺所から連絡が入り、11時予定のお届け時間が9時に変更になったとのこと。壮年団のメンバーに連絡したら、まだ届いてないという。まさかとは思いつつ、もう一つの先出の集会場へ行ってもらう。

山田先出地区は、上先出と下先出の二つからできている。うちは下先出。で、麺は、きちんと、上先出の集会場に届けられていた。確かめてよかった。愛知からとも子ちゃんに会いにこの日わざわざ来てくれた方がいて、1時過ぎにもう集会場付近に着いているとの連絡も入る。すばらしい。

1時半頃、集会場に到着。みんなにあいさつして、一度家に戻る。
笹寿司の桶を開いて、出来具合を確かめた。
予想通り、美味しい。満足。
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一つ食べて、到着した皆さんにも味見!?をしてもらう。大好評だった、と思われる。

その後、会場の音響セッティングをして、焼きそばを焼く。

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祭りはいつも、大盤振る舞い。
川北地ビールも、バーベキューも、焼きそばもたくさん準備して、地区の皆さんに楽しんでもらう。
その中へ、今年はとも子ちゃんの朗読会もあるので、仲間にも参加してもらう。
地区のみんなも、そうやってきてくれる人たちのことを大歓迎。

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地区のイベントへの参加も大歓迎。
本当に、あたたかい人たち。

その後のビンゴ大会も、地区の人たちだけじゃなく、皆さんに加わって楽しんでもらう。
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ほとんどの人が、商品をゲットしていたね。よかったね。
その後、うちへ移動しての大宴会。

3日間の夢のような時間。
いろんな準備も、ほぼ滞りなくやり遂げられた満足感と、地区の仲間たちがまたとっても喜んでくれたという満足感と、いつもいつもサポートしてくれるみんなへのお礼もできたかな、という開放感。自然と笑顔になるよね。

9月15日(月)
この日のお泊まり&朝食を食べにやってきたメンバー!?とともに。
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この日は、胡麻の風味がメインだったかな。美味しい朝のひとときやったね。

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昼のイベントに参加した後、とも子ちゃんを金沢へ。
駅直行とも思ったけれど、せっかくなのでソフトクリームを食べに夢ミルク館へ。
堀さんに大歓迎されて、こっちまでうれしくなってしまいました。笑顔がすてきです。ありがとうございます。


LIVEやイベントでは、その一部しか見えないだろうけれど、その前後にある様々な準備や当日の運営は、うまくいって、きっと誰も気がつかない当たり前のこと。トラブルがあると、いろいろ言われてしまう。でも、そういうことより何より、自分自身が楽しめる空間の中に身を置くことができるという幸せが、次への原動力。そして、そういう裏方のことをちゃんとわかって、さりげなくサポートしてくれる仲間の存在が、15年も、こんなことを続けてこられたことにつながっているのです。もちろん、声をかけた時に、足を運んでくれる人の存在がなければ始まりません。

いろんなことへの感謝を込めて、今回も、本当にすてきな3泊4日となりました。
関わってくださった皆さん。本当にありがとう。
楽しんでもらえたとしたら幸いです。

2009/12/28

燈燈無尽(とうとうむじん) 斉藤とも子さんのお話

■2009年11月6日(金)
小松称名寺 斉藤とも子さんを囲んで、お話の会を開く。
主催は平和サークル、いろりの会。

50人ほどの人が集まってくださり、ともkさんのお話がはじまる。

Tomoko009女優という仕事をするまでのこと、家族のこと
出会った人からいただいた言葉
そして原爆小頭症患者の方、そしてご家族との出会い。

 ややもすると重くなってしまいそうなテーマなのに、とも子さんの言葉からは「人間のすばらしさ」「生きていく、この先の未来を見つめること」「できることをつなぎ合わせていく大切さ」「希望を持つこと」「誠実に向き合うこと」を感じた。

灰谷健次郎の「恩送り」の話。
今自分が受けている恩は、この先であう人に送っていく。そのことでつながっていく。

畠中さん(原爆小頭症、百合子さんの父親。故人)の言葉。
国と国とが信頼しあわないで互いにいがみ合っている。こういう状態ではなんにもうまれてこない。「あっちが悪い」「こっちが悪い」と言い合っているだけだったら、いつまで経っても関係は築けない。自分たちの世代というのは根深い物がいろいろあるから、なかなか仲良くなるのは難しいが、これからの若い人たちというのは、それこそ草の根というか、個人対個人でつながって、きっとお互いが仲良くなって、信頼関係を築いていくとができると思う。だからこれからの若い人たちには本当にいろんな国の人たちとかいろんな境遇の人たちと仲良くなって、手を取り合って、信頼関係を築くってことをしてほしい。

燈燈無尽
 一本のろうそくというのは燃え尽きてしまえばそこで消えてしまう。でも、消えてしまう直前にもう一本のろうそくに火を移したらまたその火はつながっていく。またその火が消える直前に次の一本に移せばまたそのろうそくの火はつながっていく。一本のろうそくの力っていうのは限りがあるけれど、そのたった一本が、たった一つでもいいから次につなげていけば、その火はずっと消えることなくつながっていく。そのろうそくの火と同じように、自分の話を聞いた人とか、百合子さんに出会った人がそのことを忘れないで誰か一人でもいいからそういうことを伝えてくれたら、自分たちの存在もずっと残っていく。そのことも無意味でなくなる。

 畠中さんは、このお話の会のちょうど1年前、2008年11月6日に亡くなられた。この日が命日だったのだ。なんという偶然。

 さらにとも子さんはこう続けた。
 私が今一番思っているのは、「人の思いっていうのは、実はすごい力を持っているんじゃないか」ということ。

 祈りとかというと、祈ってるだけだったらなんにもならないじゃないかと言われたこともあるが(私も最初はそう思っていたが)、でもいろんな活動をしていって、世界平和の祈りって、ただひたすらひたすらな、どこのことも批判せず非難せず評価せず、すべてを包み込んでただひたすら世界中が平和でありますようにと祈り続けている人がいる。そういうものに出会ったときに、私自身がなんか、すごい力をいただいた。

 そういう祈りとか思い、いつも何か自分が思っていることというのは、実は波動みたいなもので、出しているそうなんです。 そういう研究をしている人たちがいて、それは光とか音とか、音波とか言いますよね、ああいう波動の波みたいなものよりも、もっと細かい、想念波動というものが、皆さんお一人お一人から、目には見えないんですけど出てるんですって。
 その人が何を思っているかってことで、それを地球に出し続けている。で、たとえばマイナスのこととか暗いこととか憎しみとか恨みとか、そういう物ばかりだと、そういうエネルギーを常に出している。そういうエネルギーというのは、同じ物同士が引き合うんですって。
 テレビっていうのは電波ですよね。でもチャンネルを合わせないとそれが入って来ないじゃないですか。そのチャンネルを合わせるのと同じで、自分が出している想念というのはそのチャンネルみたいな物なので、自分がいつも思っていることが、同じ思いが引き寄せあうっていうことがあるらしくって、だからマイナスのことばかり出していると全部が集まってきて、それがたとえば戦争とか、いろんな自然災害とか、いろんなことにつながっていくらしいんです。
 でもそのかわり、「いつも感謝」とか「みんなが平和でありますように」とか思っている人からは、そういう『いいエネルギー』がいつも出ていて、そういう物同士が引き合っていくので、そこには明るい前向きな物が創造されていくらしいんです。そういうことを科学的にも研究されているみたいで、免疫的な観点からも研究されている方達がいらっしゃって、それはかなり確実な物なんだなぁと私は思っています。

 行動を起こすことはすごく素敵なことです。でも、やっていって私は時々わからなくなるのは、行動されていることも、実は本当は「どこまでが本当なのかわからない」って事が、実はあるんです。すごく悪者のように言われている人は、実はそうではなかったり、その逆のこともどうもあるみたいだなと。
 そうするとね、たとえば原爆のことで言えば、アメリカは悪い悪いと、たとえば単純に言っちゃったときに、本当にそうやって考えていくと本当にそうなんだろうか?と、ちょっとわかんなくなっちゃうことがあるのです。で、ずっとそれを研究していくのも一つだと思うんですけど。「ほんとはどうなんだろうな」って。
 でも私は自分で、やっぱりその才能・能力がちょっとないなって思って、そしたら、もうどうしてもそのわかんない事を、誰が悪かったって事を言うことよりは、「これから先よりよくなるために、どうしたらそうなるだろう?」という、そっち側の方に、とりあえずエネルギーを使っていくことをしたいなぁって、思うようになりました。
 後はひたすら心の中で、祈り続ける。
 人間っていうのは、すべての人がみんな、太陽みたいな魂を持って生まれてきた。どの国の人もどんな階層の人も。でそれは、おそらく皆さん、赤ちゃんを想像してみてください。どんな国の赤ちゃんでも、うまれたとき、すごい悪人って絶対いないと思いませんか?ほんとに真っ白の光り輝く存在として、どの肌の色の人もそうだと思うんです。そういう本来人間が持っている、キラキラの太陽そのものの魂を持っている。だけどうまれて生活していく間に、いろんな状況、虐げられたりとか、テロとかもそうだと思うんですけど、そういう環境にあったとか、自分の親が殺されたからやり返したいとか、そういう見えない物がいっぱい積み重なってると思うんですね。そういう、雲とか雨とかいろんな物が覆い被さって、太陽が見えなくなっちゃってる人がいっぱいいる。
 だけど、どんなに見えない人も、太陽は持っている。今真っ暗になって見えなくても太陽はありますよね。あるけど私たちには、地球の向きとかによって太陽は私たちの目には見えないけど、太陽があるって事は、皆さんもうわかってらっしゃるとおもうんです。
Tomoko023 その太陽の存在を信じるというか、どんな人の中にも太陽があるんだって事を信じて、その人の太陽が目覚めてくれるように、キラキラ輝いてくれるように、その人がうまれた目的っていうのは、絶対太陽みたいな心を輝かせるため、どの人もうまれてきているはず。何らかの状況でそれができないから、違う形になってうまれてきているから、それが周りの雲とか雨とかを払って、太陽が光り輝くようにっていう、そういう思いで、世界の人たちが平和でありますようにとか、その方の天命が全うされますようにとかいうお祈りを、常にするんです。
 どんなニュースを見てもどんな事件を見ても「あの人やだ」とか「こんな事件!」とかじゃなくて、ひたすらそこに、それだけを送り続けるって事を、今仲間達とひたすらやっています。
 それは目に見えないことかもしれないけど、確実にそういうことをやっていると『自分の周りの状況って、本当に変わっていく』んですね。

祈るということ
批判非難評価しないということ
感謝するということ
信じるということ

いろいろな言葉が、心の中に入ってくる

 そして一冊の本を取り出して読んでくれた。
Tomoko033 本の名前は「心の中の足あと」 西園寺 由佳 (著)
 その中の「クロッシング・ザ・ライン」というワークショップの下りを朗読してくださった。

 このワークショップは、それぞれがお互いを信頼し、自分をさらけ出す必要があり、自分の安全地帯から一歩踏み出し、時には危険地帯と思われる場所まで自分を持って行く必要がある
 参加する、しないはそれぞれの自由な選択に任せるが、いったん参加すると決めたら、自分をさらけ出す約束をしてほしい

ルール
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※まず、3mほど距離を置いた2本の境界線を引く
※そのうちの一本の線に全員が立たされる
※進行役の人の言葉に当てはまる人だけが、もう一方の線まで歩き、当てはまらない人はそのまま立っていてお互いに向き合う
※それぞれ向き合う相手の目を見て、また元の線に戻ってくる

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Tomoko044男性 と言われれば、男性だけ移動し、女性と向き合う
その時、向き合うのは異性、横を見渡せば同性
また元の場所へ戻る時、進行役の人が必ず、越えていった人の心に残るメッセージを送る
男性としてずっと期待され続けていたり、男なら泣くななどといわれていたかもしれないが、人間として、時には弱音を吐いてもいいということを知っていてください・・・と言ったメッセージが送られるのである。
同じように、「アジア人」「25歳以下」「既婚者」と呼ばれるたびに、当てはまる人は線を越え、その度にメッセージを送られ戻ってくる。

反対側の人と向き合う瞬間は、何となく不思議な感じがするもの
そのカテゴリーで相対するものと向き合うと、そこに見えない境界線を感じるからである。

最初は内容が内容だけに、お互いに微笑み合い、線を越えていくのを楽しんでいた

次第に内容がどんどんシビアになっていく

「自分の外見で差別された経験がある人」
「両親が離婚している人」
「自分の体型にコンプレックスを感じたことがある人」

皆の顔から笑顔が無くなり、線を越える人は顔を上げなくなっていった

そしてある時点から私は一切動かず、ただ線を越えていく人を見続ける立場になっていた

「身内にHIV感染者がいる人」
「家族が貧乏だったため、夜、空腹のまま眠る日々を過ごしてきた人」
「警察に不当に逮捕されたり、暴力を受けた経験がある人」
「戦争で身内を殺された人」

無言で線を越えていき、涙をためながら立つ男女の顔を見ると、本当に胸が締め付けられるような思いでした。
さっきまでともに、平和について話し合い、お互いの信念を理解し合い、意識も全く一つで、ともに笑い、ふざけあい、全く一緒と思っていた仲間達が、日本人の自分には想像もつかぬ、つらい、苦しい体験をしていたのです。

皆のことはだいたい把握できていたと思っていた自分の浅はかさが恥ずかしくなりました。と同時に、皆が苦しんでいる姿を見ても何もできず、ただ無力に達続ける自分が情けなくて、涙が止まりませんでした。

すべての題材が終わり、今度は皆が一つになりそれぞれが言いたいこと、伝えたいことを順番に話した。多くの人は自分のつらい体験を、皆ともっとシェアしたいと、その時の経験をもっと詳しく、涙を流しながら話していました。そして自分の番になり、謝らずにはいられませんでした。

私はつらい体験をしているから泣いているのではなく、自分が元の線に達続け、つらい体験をしてきた人をただ見ていることしかできなかったことに対して、そして皆が線を越えていかなければならなかったことに対して、本当にごめんなさいという気持ちでいっぱいだったことを伝えました。そして、私の胸の内を明かしました。それは昔から自分の中にあった葛藤で、なんの苦しい経験をしたことがない、戦争も、貧困も経験したことがない自分が、本当に人々に平和を訴え続けていいのか。これまでも多くの人々と平和について語ってきたけれど、そこに至るまでの経験が遙かに異なり、平和という単語一つについても、その重さが違う。自分の中にある思いをすべて伝え、最後にもう一度、ごめんなさいと謝った。

これは私個人というよりも、人間として、またこういう事がまだ起きている社会の代表としてこみ上げてくる思いでした。

アフリカ人の青年が、話したいと私のそばに来てくれた
彼は何度も何度も、私の前で線を越えていきました

そんな彼が、まっすぐ私の目を見つめて、こう言ってくれました。
「由佳、由佳の存在は光と希望そのものなんだよ。僕や、アフリカの多くの人にとって、由佳の存在は平和そのものなんだ。確かに僕たちはつらい経験をしてきた。そして、平和を築きたいと必死に思うけど、それは光そのものではないんだ。平和そのものではないんだ。由佳の存在が平和への希望となると知っていてくれ。僕たちの勇気となることを、決して忘れないでいてくれ。」

これを私は、私個人に送られた言葉ではなく、平和の中できる日本人に言われた言葉として受け止めました。私と同じように、自分にはその資格がない、権利がないと思う日本人も少なくないと思うのです。でも、つらい経験をしたと言うことだけが平和を訴える資格にはならない、平和の中に生きながらも、いえ、生きるからこそ、この世でできることがあるのだ。

経験がないからと卑屈になるのはもう卒業しよう。それは自分自身に対する弱さであり、頭と知識のみで考えた、机上の理屈であるのだ。

経験していないとわからないことがある
経験していないからこそ、わかることもある

経験していないとできないことがある
経験していないからこそ、できることもある

でも、すべての経験をすることは、誰もできない

だからこそ、自分の経験や環境を通して、すべての人の平和を願い、伝えていかなければならないのです。

そう考える余地を、彼は私に与えてくれました。

何より、より多くの人がお互いの経験から学び合い、協力し合い、支え合い、相手のことを思いながら、よりよい世界を築いていくことを努力して行くことが大切なんだ

誰もすべてを経験することができないからこそ、相手の存在と意見が大切なんだ。だからこそ、自分のカラーと体験に、そして恵まれている環境に心から感謝し、大切にしながら、その中で最大限できることをし続けよう。

自分自身の中でそう誓う勇気を、彼は私に与えてくれました。

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すべての体験はできない
だから、相手の存在と意見が大切

自分には体験がない、申し訳ないと言う気持ちではなく
話を聞きながら、「この人の天命が全うされますように」とただひたすら祈ることで、聴くときの心持ちが変わっていった
自分が聴く意味がわかった


そういう思いで、原爆水頭症のご家族の方からお話を伺い、このような事実があったこと、そして二度とこのようなことを引き起こさないためにもと言う思いで書き綴ったのが 「きのこ雲の下から、明日へ」という本だった。


平和へのねがい、祈り。
経験していない自分たちにもできることがある。
伝えていけることがある。

「ご自分の存在を、愛おしく思ってほしい」と語るとも子さんの話を聞きながら、これまで出会ってきた人たちからいただいたことにつながる不思議を感じていた。
同じ波動を持つものは、必ず引き寄せ合い、出会うのです。
きっとこれからもずっと、そういう不思議なご縁がつながっていくのだろうなぁと、感動を持ちながら考えた夜でした。

2009/11/15

燈燈無尽~斉藤とも子さんを囲む会

女優の斉藤とも子さんを石川へ迎えての2日間。

さわやかな風が吹き抜ける、そんな印象のとも子さんでした。
出会えてよかったなぁ。

燈燈無尽(とうとうむじん)
一本のろうそくというのは燃え尽きてしまえばそこで消えてしまう。でも、消えてしまう直前にもう一本のろうそくに火を移したらまたその火はつながっていく。またその火が消える直前に次の一本に移せばまたそのろうそくの火はつながっていく。一本のろうそくの力っていうのは限りがあるけれど、そのたった一本が、たった一つでもいいから次につなげていけば、その火はずっと消えることなくつながっていく。そのろうそくの火と同じように、自分の話を聞いた人とか、百合子さんに出会った人がそのことを忘れないで誰か一人でもいいからそういうことを伝えてくれたら、自分たちの存在もずっと残っていく。そのことも無意味でなくなる。

自分にできることを、楽しみながら。
仲間達と伝えていきたいなと思っています。

とも子さんの素敵な表情をご覧ください。

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