はだしの校長先生
3月1日は、6年生を送る会。
3年生の出し物は「はだしの校長先生」の歌と劇。
第1幕 朝の風景
「おはよ~」「おはよ~、今日何して遊ぶ?」「フリスビーすっか」「お~、やろやろ~」
「おれら、ぶんぶんごましよ」「お~、やろうっさ」
校長先生、自転車で登場
「あ、校長先生や。校長先生、おはよ~」
「お~、おはよう。またやっとるんか。こんなにボロボロになって。なおしておくぞ」
「やった~」
キンコンカンコン
「あ、チャイムなった」
「朝自習してこいや」 「は~い」
「しっかし、よくこれであそんどるなぁ。もう30個目や」
中略
昼休み
「竹馬やろうさ」「お、おれちょっこしできるんがんなんってん。あれ~、うまくいかんなぁ。」
「校長先生さそって、教えてもらうか。」「お~、そうしよう。」
「どこい~けん?」「校長先生のとこ。」「私らも行こうっと」
「校長先生、あそぼ~」
「校長先生、おらんがかなぁ」「あっれ~、校長先生、どこにお~れん?」
「校長先生か?先生も探しとれんけどわからんげんて。上の畑かなぁ。下の畑かなぁ」
「あいがものところかもしれんね」
「校長先生やったら、さっき、図工室で何かしてたよ」「行ってみるか」「いこいこ」
「あ、校長先生や、校長先生、何しとるん?」
「お~、おまえらきたんか。竹とんぼつくっとるんや。おまえらもやるか?」「やるやる」
こうして、竹馬遊びは、いつのまにか、竹とんぼとばしへと変わってしまっていた。
放課後
「先生、はよ終わろっさ。」「はよ帰って、野球いかんなんげん」
「だめだめ。ちゃんとせんなんことやってからかえろ」
「ぜったい、あしたまでしてくるし、お願い!」
「しゃ~ね~なぁ。ほんな、今日だけやぞ。絶対明日までにしてこいや」
「やった~」「先生さよなら~」
しばらくして階段を下りてみると
「おい、おまえら、何しとるん?」
「校長先生、大根たいてくれとるし」
「なに~、はよかえらんなんて、ゆ~とったがいや。あきれるやっちゃな~」
「さ~、できたぞ~」校長先生登場。
「何個くっていいがん?」「そうやな~、2個かなぁ」「ちいさいがやったら、3こくっていいか?」「おお、いいぞ~。うまいか?」「うんめ~」
「おい、おまえら、皿までなめとんなま。」
「しっかし、ほんとよく食うなぁ。あっという間に、一鍋無くなってしまったがいや。ほんなら、高学年の大根、たいてくるかな」「校長先生、さよなら~」
「お、さよなら。明日また、元気で学校来いや」
こうやって、早く帰るといってから、すでに30分が過ぎようとしていた。ちゃっかりしている人たちなのであった。
歌
「はだしの校長先生」
こういう流れでした。
いきなり自転車で現れたところから、みんなに大受け。
歌の3題目「とんでけ、竹とんぼ」のところでは、24個の竹とんぼを、一斉に飛ばしました。すごかったよ。
3年生が、劇に竹とんぼを使うとしって、1週間の間に、校長先生がクラス全員分、作ってくれたものです。それがまた、本当に良く飛ぶのです。
飛ばした竹とんぼを、数人の6年生がキャッチ。その笑顔も、とっても微笑ましくて。
劇に使った後は、また校長室の前に並ぶ予定だった竹とんぼ。校長先生、あんまりうれしくて、子どもたちへプレゼントしてくれることになりました。子どもたちに話をすると、数人の子が「え~、本当にいいがん?6年生にプレゼントすれば」だって。なんて素敵な発想できる人たちなんだろう。
「大丈夫。校長先生、6年生みんなの分も作ってくれてるんだよ」
昼休み、その竹とんぼで、みんなで遊びました。
いい天気、心も空高く飛んでいくような気分に。
その様子を、遊びに来て下さった、カメリアーノさんが、色鉛筆画で書いて下さったのです。さっそく、学校のページ、トップに飾らせていただきました。ものすごく、あたたかい絵です。
蓮代寺小学校ホームページ
はだしの校長先生、それからもう顔を出していた、ふきのとうの絵も描いて下さいました。
「はだしの校長先生」ができるまで・・・
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うちの校長先生は、学校を裸足で歩いています。通勤は毎日愛用の自転車。雨の日は青いカッパを着て、学校へやってきます。
校長先生に、はんこをもらうのは大変。校長室にはいないことの方が多くて。用事があるときは、上の畑か下の畑、あいがも農園などを探します。汗びっしょりになりながら、クワで土をおこす姿を見ると、ホッコリします。
穫れたじゃがいもや大根は、子どもたちが帰る頃、校長先生自ら料理して、振る舞われます。調理室でふかしいもやふろふき大根を作り、どすどす職員室の前を通って玄関へ。いい香りが職員室にも漂います。
玄関に来た子どもたちが、校長先生の持っている鍋に群がります。
「一人2個まで食べていいよ」子どもたちは、両手に大根を持って、うれしそうに食べています。本当に素敵な風景です。
校長室の前には、手作りおもちゃがいっぱい並んでいます。竹や木を材料に作られた、素朴なおもちゃを使って、毎日、子どもたちは遊んでいます。新聞紙で作ったフリスビーは、子どもたちに大人気。すぐにボロボロになるけれど、そんな時は、校長先生が修理してくれます。
そんな校長先生の歌を、おーまきちまきさんが作ってくれることになりました。
いろんなコンサートの場所で、「あの校長先生、本当におもしろくて・・・」
みたいな話をしてくれていて。
作詞を手伝ったのは、クラスの子どもたち。一人ひとりの中の校長先生を、言葉にしてもらいました。
アレンジ、そして楽器の演奏、プログラミングはHALMA GENさん。LIVEの合間、忙しい時間を縫って、子どもたちのために曲を練り上げて下さいました。そのトラック、音の厚みは左右合計で24にもなるとか・・・。一つ一つ、音を重ねていく作業を考えると、どんな言葉で感謝を表せばよいかわからないほどです。人を突き動かす出会い・・・そのエネルギーを感じさせてくれます。
「入学式の時、竹とんぼ持ってきて飛ばしたら、体育館の天井までとんでいった」「大根をごちそうしてくれる」「校長先生のじゃがいも、本当においしい」「はだしであるいとる」「いつもニコニコしてる」「あいがもつれてきた」「ミニブタのももたんつれてきた」 「脱走したモモタンと、追いかけっこしとった」・・・
すなおな言葉が綴られていて、とっても微笑ましかった。それをちまきちゃんに渡したら、こんな歌詞ができあがりました。
「はだしの校長先生」
作詞 3年生のみんな&おーまきちまき
作曲 おーまきちまき
アレンジ HALMA GEN
1
はじめて 会ったとき
大根かかえて
話してくれたね
あの 春の日
畑が 大好きで
田んぼで どろだらけ
アイガモたちが
あと ついてゆく
いつも 笑顔で
みていてくれた
うれしいきもち
伝染してる
はだしの校長先生
自転車のって
やってくる
2
ミニブタのモモタン
なんども 逃げだして
すばやい スピードで
かけぬけてく
校長室 ぬけだし
きょうは どこにいるやら
おいものにおいが
ただよってくる
いつもやさしく
まっててくれた
ふかふかのおもい
からだにとける
はだしの校長先生
自転車のって
やってくる
3
フリスビーとばすよ
ぶんぶんごまうなるよ
なんでも つくれる
スーパースター
とんでけ 竹とんぼ
天井より たかく
どこまでもどこまでも
夢 はこべよ
いつもあかるく
ささえてくれた
風切るちから
みちみちてくる
はだしの校長先生
自転車のって
やってくる
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